〜おもちつき〜

・子ども園では、お餅つきで三学期を迎えます。この日は、お父さん方に手伝っていただいて様々な準備をしています(お父さんが当日お仕事で出られないご家庭は、お母さんがいらっしゃいます)。
玄関横にかまどが用意され、熱々に蒸されたもち米を杵でこね、手返ししながらお餅をつきます。一連の流れを周りで見ている子どもたちのまなざしは真剣そのものです。出来上がったお餅は粉が敷かれたお盆に移され、きな粉やあんこ、ごま塩など、お父さんがまぶしてくれたのを子どもたちはうれしそうにほおばります。・・・・

・お餅つきの日から二週間ほどたったある日、外遊びの出来事でこのようなことがありました。砂場の一角に大きな穴が掘られ、その中にステンレスのボウルが一つ。その中に半分くらいの砂が置かれていました。その横に手返し用の水が張られたバケツがあり、 また少し離れたところにはかまどらしきものが置かれていました。忠実に再現された餅つきコーナーの出来栄えに驚きでした。そこで長いスコップを杵にしながら、よいしょ、よいしょ、とついていました。・・・・

・子どもの遊びは模倣を通して行われるといいますが、まさしくこの遊びはそれを物語っているといえます。模倣遊びの多くはすぐに再現されません。子どもの中で十分に熟成され、ある日突然現れてくるものなのです。熟成されていればいるほど、その時準備されたものやその時の行為などがよりそれらしく忠実に再現されていることが多く見られます。
                     (うめの実だより19号p.1より) 
   
    

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